私たちの生活に浸透している、西洋医学とは少し考え方と働きが違うので、理解するのが難しいです。そして漢字ばかりで言葉の意味から理解しないとです。
言葉の意味の陰陽の生理と病症についてまとめました
☆陰陽の生理
*血・津液・静(陰):滋潤作用と寧静作用
* 気 :温煦作用と推動作用
*陰虚:陰の機能が低下した状態
*陰盛:身体を冷やす力(陰)が旺盛になった状態
*陽虚:陽の機能が低下した状態
*陽盛:身体を温める力(陽)が旺盛になった状態
* 気 :温煦作用と推動作用
*陰虚:陰の機能が低下した状態
*陰盛:身体を冷やす力(陰)が旺盛になった状態
*陽虚:陽の機能が低下した状態
*陽盛:身体を温める力(陽)が旺盛になった状態
滋潤作用:滋養・潤い
寧静作用:身体の動きを促進する力が過剰になりすぎないようにする
温煦作用:身体を温める
推動作用:成長・臓腑の生理活動、物質を動かす
虚:身体にとって必要な精気が不足した状態
実:邪気が旺盛な状態、整理物質が停滞した状態
本:病の本質的な病態
標:結果として表に現れる症状
☆陰陽の病証
*陰虚の症状:冷やせないことにより、
部分的な熱っぽさ
を感じる
*虚熱
*熱症状は部分的
*ほてり・のぼせ・手足心熱・盗汗・頬部紅潮・消痩
*舌質紅・舌苔少・脈細数
*熱症状は部分的
*ほてり・のぼせ・手足心熱・盗汗・頬部紅潮・消痩
*舌質紅・舌苔少・脈細数
*陰盛の症状:余分な寒が身体にあることにより、明確な
寒症状(冷え)
を感じる
*虚寒
*気虚+冷え
*気虚症状:自汗・精神疲労・倦怠感・食欲不振・息切れ・脈弱
*寒症症状:寒がり・四肢の冷え・顔面蒼白・腹痛・下痢・小便清長
*気虚+冷え
*気虚症状:自汗・精神疲労・倦怠感・食欲不振・息切れ・脈弱
*寒症症状:寒がり・四肢の冷え・顔面蒼白・腹痛・下痢・小便清長
*陽虚の症状:
温められないこと
により、寒症状(冷え)を感じる
*実寒
*寒がり・四肢の冷え・顔面蒼白・疼痛・下痢・小便清長
*寒がり・四肢の冷え・顔面蒼白・疼痛・下痢・小便清長
*陽盛の症状:余分な熱が身体にあることにより、明確な
熱症状
を感じる
*実熱
*熱症状は広範囲
*身熱・顔面紅潮・口渇・冷飲を好む・多言・小便短赤・便秘
*舌質紅・舌苔黄・脈数有力
*熱症状は広範囲
*身熱・顔面紅潮・口渇・冷飲を好む・多言・小便短赤・便秘
*舌質紅・舌苔黄・脈数有力
☆陰証と陽証について
|
陰 |
陽 |
顔色 |
明るい(紅潮) 黄疸時は明るい黄色 |
暗い(黒ずむ・紫暗色) 黄疸時は暗黄色 |
舌の色 |
明るい赤 |
青・紫がかった赤 |
尿色 |
濃い |
淡い |
腫脹の色 |
赤く腫れる |
表皮の色は不変or青色 紫色のような暗色 |
腫脹の質 |
適度な硬度 |
非常に硬いor非常に軟らかい |
腫脹の形 |
高く盛り上がる |
平らor下陥する |
浮腫の質 |
指で押しても元に戻る |
指で押すとくぼんだままになる |
話し声 |
力がある 多く話す |
力が弱い 話をするのが億劫 |
痛み |
患部を押すと増悪 |
患部を押したりさすったりすると軽減 |
脈診 |
力がある 速い |
力が弱い 遅い |
急性・慢性 |
急性疾患 |
慢性疾患 |
以上、陰陽の生理と病証でした。
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