東洋医学の世界観はとても奥が深くておもしろいです。
五臓の陰陽可分:陽中の陽→心 陽中の陰→肺
医療従事者(というか看護師が)の好きな言葉「エビデンスは?」と何でもエビデンスに結び付けて考えてしまう人にが、もうスピリチュアルな領域でしかないのかも知れないけれど。。
「抑肝散」という怒りっぽく興奮しやすい、イライラするなどの症状のある人に用いられる漢方があります。なぜ、「肝」を抑制すると怒りやイライラが落ち着くのか?そのメカニズムはよくわかりませんが、五行論でいうと「肝」は「怒」と同じ分類なのです。
古代中国から長年の知恵と経験によって作られた関係図なのでしょう。
そんな、病を治す知恵の基礎となる陰陽五行論を覚えないと、お話になりません。
頑張って一緒に覚えていきましょう🎵
☆陰陽学説
*陰の特徴:暗い・寒冷的・下降的・内向的・静的
*陽の特徴:明るい・温熱的・上昇的・外向的・動的
*陰陽可分:陰と陽に分けられること
*陰陽対立:陰と陽は相反する属性で成り立っている
*陰陽互換:陰陽の相互依存
陰陽どちらか一方だけでは成立しない
*陰陽制約:互いに制約しあっている
例:暑い日には静かにすることで熱くなりすぎないようにする
*陰陽消長:陰陽の量が増減する
例:真夜中から陰が減り、陽が増えることで昼となる
*陰陽転化:陽から陰、陰から陽へ変化する
*陽の特徴:明るい・温熱的・上昇的・外向的・動的
*陰陽可分:陰と陽に分けられること
*陰陽対立:陰と陽は相反する属性で成り立っている
*陰陽互換:陰陽の相互依存
陰陽どちらか一方だけでは成立しない
*陰陽制約:互いに制約しあっている
例:暑い日には静かにすることで熱くなりすぎないようにする
*陰陽消長:陰陽の量が増減する
例:真夜中から陰が減り、陽が増えることで昼となる
*陰陽転化:陽から陰、陰から陽へ変化する
陰中の陽→肝 陰中の陰→腎 至陰→脾
☆五行学説
*五行特性:木は曲直、火は炎上、土は稼穡、金は従革、水は潤下
*相生:循環的な生産
*相克:相互に制約しあう
*相乗:相克が過剰に起こっている異常な状態
*相侮:相克で本来勝つ側が負けている異常な状態
*相生:循環的な生産
*相克:相互に制約しあう
*相乗:相克が過剰に起こっている異常な状態
*相侮:相克で本来勝つ側が負けている異常な状態
何が何に強いとか負けるとかの属性って、ポケモンとかRPGみたいな話ですね。
☆五行色体表の覚え方
●自然界における五行配当
1.五行(元素)
木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
もく | か | ど | こん | すい |
宇宙の万物はすべて木・火・土・金・水という5種類の物質の運動と変化によって生成されている。
そのまま「もく・か・ど・こん・すい」と呪文のように唱えれば覚えられる。
2. 五方(季節ごとに吹く順風)
東 | 南 | 中央 | 西 | 北 |
とう | なん | ちゅうおう | せい | ほく |
麻雀の「とう・なん・しゃー・ぺー」に真ん中「ちゅうおう」と考えると覚えやすい。
3.五色(五臓変調時の皮膚の色)
青 | 赤 | 黄 | 白 | 黒 |
あお | あか | き | しろ | くろ |
信号の「あお・あか・き」+「しろ・くろ」
4.五季(五臓が活発になる季節)
春 | 夏 | 長夏 | 秋 | 冬 |
しゅん | か | ちょうか | しゅう | とう |
季節の「はる・なつ・あき・ふゆ」の真ん中に「ちょうか」が入る
5.五能(季節の役割)
生 | 長 | 化 | 収 | 蔵 |
せい | ちょう | か | しゅう | ぞう |
生長か収蔵
6.五気(五臓が嫌う外気)
風 | 熱(暑) | 湿 | 燥 | 寒 |
ふう | ねつ(しょ) | しつ | そう | かん |
「ふね、失踪か?」
7.五音(音階)
角 | 徴 | 宮 | 商 | 羽 |
かく | ち | きゅう | しょう | う |
角:ミ
徴:ソ
宮:ド
商:レ
羽:ラ
「各地球、小雨」
8.五臭(変調時の体臭・口臭)
臊(羶) | 焦 | 香 | 腥 | 腐 |
そう(せん) | しょう | こう | せい | ふ |
臊:生臭い
焦:焦げ臭い
香:香ばしい
腥:豚の油の生臭さ
腐:腐った臭い
「そう・しょう・こう・せい・ふ」
●人体における五行配当
1.五臓(臓器:陰)
肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 |
かん | しん | ひ | はい | じん |
経絡経穴でもお馴染み「かん・しん・ひ・はい・じん」これも呪文のように~
2.五腑(腑:陽)
胆 | 小腸 | 胃 | 大腸 | 膀胱 |
たん | しょうちょう | い | だいちょう | ぼうこう |
これも経絡経穴お馴染み「たん・しょうちょう・い・だいちょう・ぼうこう」
胆と膀胱は始めと終わりに胃を挟んで小腸と大腸があるよ!
3.五華(五臓の不調があらわれる部位)
爪 | 面色 | 唇 | 毛 | 髪 |
そう | めんしょく | し | もう | はつ |
「そう・めん・唇に毛髪」
4.五官(五臓が支配する感覚器)
目 | 舌 | 口 | 鼻 | 耳 |
もく | ぜつ | こう | び | じ |
「もく・ぜつ・こう・び・じ」
5.五液(五臓が病んだときに変化がある分泌液)
涙 | 汗 | 涎 | 涕 | 唾 |
るい | かん | えん | てい | だ |
涎:よだれ
涕:鼻水
唾:つば
「涙と汗と園庭だ」
6.五味(不調のときに好む味、改善をもたらす味)
酸 | 苦 | 甘 | 辛 | 鹹 |
さん | く | かん | しん | かん |
鹹:しおから
「さん・く・かん・しん・かん」
7.五体(栄養補給をする器官)
筋 | 血脈 | 肌肉 | 皮 | 骨 |
きん | けつみゃく | きにく | かわ | こつ |
「金欠で肌肉と皮骨」
8.五神(五臓に宿る精神)
魂 | 神 | 意 | 魄 | 志 |
こん | しん | い | はく | し |
魂:評価・判断などの精神活動
神:身体・精神活動を統率・制御
意:思考・推測・注意力・記憶などの精神活動
魄:感覚・運動・情志などの本能的な精神活動
志:記憶の維持
「こん・しん・い・白紙」
9.五志(不調のときの感情・不調をもたらす感情)
怒 | 喜 | 思 | 憂 | 恐 |
ど | き | し | ゆう | きょう |
「ど・き・し・ゆう・き」
10.五脈
弦 | 鉤 | 代 | 毛 | 石 |
げん | こう | たい | もう | こく |
弦:弦が張ったような脈
鉤:拍動が来るときに強く、去るときは弱い脈
代:やわらかく弱い脈
毛:羽毛のように軽く浮いて力がない脈
石:石のように硬く沈んだ脈
「げん・こう・たい・もう・こく」
11.五声(不調したときの声)
呼 | 笑 | 歌 | 哭 | 呻 |
こ | しょう | か | こく | しん |
哭:泣き言
呻:うめき声
「小勝か国試」
12.五病(変調時にみられる症状)
語 | 噫 | 呑 | 咳 | 欠 |
ご | あい | どん | がい | けつ |
語:多弁
噫:げっぷ
呑:のみ込む
咳:せき
欠:あくび
「ご・あい・どん・がい・けつ」
13.五労(五臓を病みやすくする動作)
久行 | 久視 | 久坐 | 久臥 | 久立 |
きゅうこう | きゅうし | きゅうざ | きゅうが | きゅうりつ |
「こう・し・ざ・が・り」
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